保険の治療でも良好な結果を得るには①

予約の時間に遅れたら先生が嫌な顔をした!

前回、時間内に満足のいく治療結果を生むためには保険の治療では困難であることを説明しました。

そして、歯科医院サイドでも時間的な制約があることについては少し、ご理解いただけたかもしれません。

そのような問題もあるので、多くの歯科医院は予約制を取り入れております。

これは、歯科医療は基本的にお薬を渡したりするだけでは患者さまの問題を解決することが困難な場合が多いからで、同時に多くの患者さまをドクター一人が解決するのが難しい事が原因です。

ですのでアポイント管理というものが歯科医院では大切な事になってきます。

特に保険の治療においては私たち歯科医院の立場では時間にシビアにならざるを得ないのが内情です。

実際、利益を出している歯科医院とそうでない医院は何が違うかというと、経営分析化をされ、保険の患者さまを1日にOO名診ているかどうか?という視点が基準になります。

従って経営がうまくいってないと、1日にOO名は診ないと駄目ですね。と経営のコンサルタントさんや税理士さんに言われます。歯科医院の経営を安定させるには1日最低OO名は診なければ難しいという事は、はっきりとしたデータがあるので、それを目指さない歯科医院は無いと考えてください。

つまりは予め予定されていた治療内容をアポイントどうりに処理していくのが通常の私たち歯科医院の業務内容になってきます。保険に依存した治療が中心の歯科医院の場合においては特に一人当たりのチェアータイムを短縮することが重要になってくるのです。

言い換えてしまうと、患者さまのご予約が決まった時点で、次回の治療にかけられる時間も医院側が決定してしまいます。

ここで重要な事は医院側も患者さま側も治療の時間枠が決定しているということです。

時間枠が決まっているという事は、患者さまも限られた時間で治療台を離れなければならない可能性が高まります。時間内に治療を完了しないと、次の患者さまをお待たせする事になりますので、これを繰り返すと医院の信用も低下しますし、患者さま自身の待ち時間も増えてしまう事になります。

患者さまが治療の時間を厳守する事は歯科医院にとっては利益に直結する事ですので、大切にされる可能性があります。

また、遅刻や、急なキャンセルも以上の理由で歯科医院側から嫌われてしまう可能性もあります。

すごく協力的な患者さまの中には予約の時間よりとても早く来られる方もいます。とても、気の毒なのですが、予約時間よりも早めに来ていただいても、予約時間よりも前にご案内出来ない場合のほうが多いと思います。

ですので、お互いが無駄な時間を費やさないようにするには、早めに行くとしても予約時間の5~10分前に行かれるのが良いと思います。

どうしても遅刻してしまう場合は予定されていた治療は諦めて、「今日は時間に遅れてしまったので時間内にできる治療をして下さい。」と伝えたほうが歯科医院からは大切にされると思います。

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