ゆりかごから墓場まで
保険の医療の素晴らしい部分について少し説明してみたいと思います。
インターネットなどを手軽に使用される皆様には少し縁遠い話かもしれませんが、高齢者の多くは保険の医療に支えられているといっても過言ではないと思います。
高齢になればなるほど色々な不安に駆られるとは思いますが、高齢になるほどに付き物の医療費のほとんどは皆保険制度により支払われており、病気を抱えている国民の皆様の大きな支えになっていると思われます。
そこに競争原理に基づいて高齢者から搾取するような医療制度が有るとすれば、ご高齢の皆さんも「迷惑しかかけないから、長生きしてもいいことない。」としか思えないと思います。
私共、医療現場の立場では、保険医療制度によって高齢者の負担軽減に役立っていると実感できる事も多くあります。また、そういったご高齢の方々のお力添えを出来るのも保険医療制度があるからだと思います。
高齢になればなるほどに、人の力を借りなければ生きては行けません。仮に、親戚などもなく、一人で生きていたとしても、最終的には親類以外の医療の人間が最期を看取る事になると思います。
医療費を支えるのは恐らく働き盛りの世代ですが、保険医療制度があるうちは働いた後も医療の恩恵を得ることが出来るのではないかと思います。
小学校で習う、「基本的人権の尊重」は医療によって支えられてる部分がまだまだ多いと思います。人権が脅かされるほどに病的な社会的弱者になってしまった時は、日本の保険医療制度に感謝できるのかもしれません。
保険の治療で全ての歯科治療を出来る訳ではありませんが、保険の治療でほぼすべての病気へのアプローチは可能です。
言い換えると、最低限「噛む事」に対しての治療法は入れ歯にせよ何にせよ見た目や機能性などを排除すれば保険でも可能なのです。
そのような意味でも生涯お付き合いできる歯医者探しはとても重要である。と言うことを付け加えさせていただきます。
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